最近、Courseraで機械学習のコースを受け始めた。なんで受けているのかというと、いわゆる「リスキリング」だ。機械学習(を用いるビジネス)という、成長産業に移動するための学び直しをしようかなと考えてのことだ。
リスキリング自体はとても必要なことだと思う。今の私が身につけたできることがいつまで有効かは全くわからない。たぶん65歳を超えても働くであろう私たちは、長い労働人生に対応するために、若いうちに身につけたスキルに加えて1度や2度のリスキリングをする必要に迫られるだろう。
とはいえ、リスキリングをしただけでは転職する気にはならないなーというのが正直なところだ。あまりにもわからないこと、入ってみないとどうしようもない要素が大きすぎないだろうか？
↓の動画たちでも言っているが(ちなみに、これらの動画は三菱地所か四大商社に勤めている人以外は見た方がいい)、転職へのハードルはリスキリングだけでは超えられないと思う。
転職に必要な「情報」が全く欠けているので、相当リスクをとらない限り転職は現実的な選択肢にならないよね、というのは本当にそうだ。
新卒にしろ中途にしろ、自分が(例えば)30歳40歳の時にいくら稼げるのか、会社の文化がどんな感じ、といった、自分にとってよりよい職場かどうか見極めるための情報を会社は全く開示していないと思う。
まあそのうち、こういう不安に需要があると見越した転職エージェントが、求職者やリスキリングをしたい人たちのキャリアコンサルタントも半分兼ねるような形(もしくはその逆もある)になっていくのではないかなあと思う。
それはファイナンシャルプランナーが金融商品を売るみたいなもので、アドバイザーの顔をしてしれっと自分の都合のいいように顧客を誘導するゴミクズの手口なのだが、それが儲かって規制されないならそういう感じになるかなあと、私はもう諦めている。どうせ規制されないしね。
↓こういう動画でもみて、せいぜい自衛するしかないのかな。
