最近、ARIAシリーズを見ている。
今日は、ARIAのアニメ2期と3期の間に制作されたOVA、ARIETTAを見た。ARIETTAというのは短いARIAって意味らしいけど、そのまますぎてこれ以上の名前はないな。
あらすじはdアニメのページから引用
ある日、プリマになった夢を見た灯里は、いつもと違う日常風景に戸惑いを覚えます。食卓にアリシアの姿はなく、ドアを開けて入ってきたのは見知らぬ後輩。
やがて訪れるであろう現実を前にして、夢の中の灯里は、その場に立ちつくすことしかできませんでした。目が覚めたあとも、灯里の不安は消えません。そして、頭をよぎったひとつの疑問。「アリシアさんは、どうして私を選んだんでしょうか?」
その夜、夢の内容を打ち明けた灯里に、アリシアは自らの過去について静かに語りはじめます。それは、グランマの引退から灯里の入社までをつなぐ、ARIAカンパニーの知られざる歴史の1ページ。あの日、親友とともに昇った大鐘楼からの眺めは、アリシアの心境にどのような変化をもたらしたのでしょうか?
さて、このOVAは……面白い。いつもこんなことを言っている気がするが、まあ本当に面白いのだから仕様がない。あと、作画が良くなった気がする。というより、HD化して絵がすっきりしたというか。
さて、私はこのOVAのことを、アニメ1期第11話「その オレンジな日々を……」の変奏だと思う。
この回では、灯里たちの時間が流れていけば今の関係性はいつか終わりを迎える、ということに気づく。個人的には、ARIAの原作まんがやアニメの中でも3期4話(渡し船のエピソード)と並んで、ベスト回の1つなのだが、このテーマをアリシアさんに適用して1つのお話を作ったのだ、と受け取った。
今の灯里にとって師匠であるアリシアも、灯里と同じころ、同じような不安を抱えていたこと。そしてそれが浄化されたことを通して、灯里の不安も浄化される。時間とともに、関係は変わっていき、気持ちは人の間を流れていく。そういうことが描かれている。
とはいえ、このテーマはまた繰り返されることになるだろう。
特にいいシーンは……やはり、冒頭の部分だろうか。私はすでに原作を最後まで読んでしまっているのだが、それを踏まえてこのシーンを見ると、本当にびっくりする。ネタバレしたくないのであんまりここについては書かないが、アニメを見たらぜひ原作も読んでほしい。
このOVAは、ARIAという作品が完結へと向かうにあたって、欠かしてはいけない作品だ。
1期の感想
2期の。