シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

「「モディ化」するインド」を読んだ

今日はこの本を読んだ。めちゃくちゃ面白い。読むべき。

 

以下、個人的感想。

 

インドがナレンドラ・モディの登場によってどのように変わったのかを、モディの前半生にも触れつつ説明する本。詳しくは本書を読んでほしいけど、要するに

モディ政権下で起きたもっとも大きな変化は、メディアがインドについて盛んに取り上げる、人口増加、経済成長、国際的な存在感の上昇といった側面ではない。そうではなく、インドという国のあり方そのものが、この一〇年で大きく変質したことである。「世界最大の民主主義国」と呼ばれてきたインドが、民主主義の後退を経て権威主義化の道を足早に歩んでいるのは、まさにその表れである。

(p. 224)

 

どうやってモディとモディ率いる BJP 政権が、世俗主義であり民主主義の国であったインドを変質させてきたのか。それがよくわかる本だった。いまのインドがナチと重ねられるのもわかる。

 

モディと BJP が繰り出しているプロパガンダや暴力がインドの民衆に心から受け入れられてるわけではないと信じたいけど、そうはいっても民衆はうまくやっているんだろうな。とはいえ、こうやって騙し騙しやってなんとかなるもんなんですかねえ。

 

あと個人的には、モディがせいぜい「有能なイベンター」といった評価なのにここまで出世したくだりを読んで、たしかアンドリュー・グローヴが「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」の中でいっていた、人はその人が無能になるランクまで出世する、みたいな法則のことを思い出した。