「多数決を疑う」を読んだ
たまたま入った本屋でうっかり立ち読みしてしまったので、買った(立ち読みした本屋では買い物をするマイルールがある)
多数決のような集団の中における、ものごとを決める時のルールについて概要を説明した本。
ボルダルールのボルダやコンドルセの研究から、より望ましい意思決定が持つべき特性を抽出している。加えてアローやブラックといった、現在の社会的選択理論(どういうルールで意思決定を行うのが望ましいのかを研究する分野)の大御所たちの研究にも後半では触れている。
めちゃめちゃいい本。なんか毎回言っている気がするけど、この本は本当に読んで良かった
全然知らない分野についてコンパクトにしかし詳しく教えてくれる、新書のお手本みたいな本
多数決が抱える構造的な弱点や、代替案となるルールおよびそれらが持つ性質について、そしてそういったルールを本来作れる・決めるはずのわたしたちが、ルールに対して声を上げることはなんらおかしくないのだ、ということがとてもよく伝わってきた
個人的にはアローの不可能性定理が実はこういうことを言っていたんだ、というのを本書を読んで初めて知れたのも良かったな
かなりおすすめの新書。読んだほうがいい
