今日はこの本を読んだ。感想だけパーーっと書く。
なんというか、知識のあるおもろいオッサンがイキイキとしながら、昔の中国の傑物について語っている感じの本。
取り上げられている盗賊(→私設武装集団のトップ、くらいに思ってもらえれば)は以下の6人。
著者もあとがきに書いてたけど、このメンツなら黄巣はメンツに入っていても良かったかも。
こうしてみると、中国の歴史の長さと再現性の高さにびっくりする。2000年間、似たようなキャラクターを輩出するなんて。社会が比較的変わっていなかったからなのかな?
上記のような人物の伝記を読むのは面白いけど、まあなんで面白がれるかといえば、自分がリアリティを持って受け取っていないからなんだろうな。自分が作物を奪われる農民側だったら絶対面白がれないし。
あと、今の世の中にヤクザ物語みたいな感じでこれらの人物の伝記を翻案すれば、そこそこ面白いフィクションになりそうな気がする。まあ、もうみんなやってると思うけど。