昨日、8月5日(土)に文京シビックセンター大ホールにて開催された、ARIA The SINFONIA に行ってきた。アニメ「ARIA」シリーズの劇伴や挿入歌をアレンジし、オーケストラが演奏する。そんなイベントだ。
それにしても、アニメと劇場版を見終わってすぐのタイミングでこのイベントの告知があって、めちゃくちゃびっくりしたんだよなー。まさか自分が、ARIA のイベントに行く日が来るとは思わなかった(いまさらイベントがあるとは思っていなかったので……)
さて、イベント本編のレポートと感想。
会場では特に物販とかもなかったので、開場ちょっと前に行ったんだけど、とてもたくさん人がいてびっくり。
都内のコンサートホール事情はよく知らないが、文京シビックホールは満員で確か1800人くらい入るはず。それくらいには大きな会場なんだけど、ほとんど満員になっていた。意外と若いオタクや女性もいたし、個人的には子どもまでいたのはけっこうびっくりした。どういう教育をしているんだろう……(いい意味で)
イベント本編も、とても楽しかった。
正直オーケストラのコンサートなんてほぼ初めてレベルだったので、楽しめるかどうか不安だった。けど、やっぱりアニメで聴きなれた劇伴も、オーケストラを通して聴くことで新たな良さが生まれていたと思う。
例えば、オーケストラらしく複数の楽器が重ね合わされたり、徐々に楽器が増えていったり、あるいは盛り上がるポイントが用意されていたり。「なるほど、オーケストラの手にかかるとこの曲はこうなるんだなー」と、聞いている最中は驚いたり楽しんだり忙しかった。
加えて、ゲストとして参加した牧野由依さんの歌やピアノも印象に残った。
ご本人もこのイベントのトークの中で触れていたけど、たしかに今の牧野さんには、かつての歌声はない。
2017年の7月、渋谷のどこかでやったライブの時に牧野さんの喉は壊れた(参加していたのでよく覚えている)。牧野さんの声は、まだそこから回復してはいない。私は正直、それを受け止めきれていないところもあった。
ただ、昨日でそういった気持ちにかなり折り合いをつけることができた……と思う。失われたものを惜しむのではなくて、牧野さんが今やっているパフォーマンスをありのままに見ることができるように、やっとなってきた。そういう意味でも、行ってよかったと思う。
まだ配信でチケットが買えるらしいので私的な印象に残ったポイントを3つほどあげておく。(箇条書きなのはちょっと疲れたからです)
ARIA The SINFONIAのチケット、イベント、配信情報 - イープラス
- 演奏された劇伴のなかで1番思い出深いのは「AQUA」。オーケストラアレンジも、とっても素敵だった
- 「横顔」のピアノ弾き語り + オーケストラ。それにしても、弾き語りのバックにオーケストラがいるのは初めて見た
- 第1部と第2部の間に挟まれた、佐藤順一(監督)・佐藤恭野(音楽演出)・葉月絵理乃(水無灯里役)・牧野由依の4人によるトーク&宣伝コーナー。かなり短いトークの時間だったけど、何回も笑ったり拍手したりした気がする。あの部分だけでも無料公開すれば、グッズの売り上げもあがるんじゃないでしょうか
第2回の ARIA オーケストラコンサートも、ぜひ開催してほしいなあ。