今日はこの本を読んだ。
日本人の海外移住について、さっくりとまとめた本。日本人による海外移住の歴史、方法、理由、移住後の生活など、いろいろな観点から日本人の海外移住について触れている。だいたい 200 ページ前後でまとまっており、読みやすい本。
で、まあ、面白かったかというと……正直そこまで面白くはなかった。というより、わたしがこの本と向き合う上でのスタンスが良くなかったのだと思う。海外移住を検討しているわたしにとって、役に立つ本ではなかった。
「どういう人が、どういう理由で海外に移住しているのか」「移住した人が直面することの多い壁とは何か」みたいなことが知りたい人にはおすすめできるかなあ。とはいえ、新書というフォーマットで読むほどのものではなく、他でもこの程度の情報なら得られそうだなあ……という印象。いまいち、誰に向けての本なのかわからなかった。
個人的には、海外移住を行なった人に対する統計データの貧弱さが心に残った。ああ、国ってここは本当にどうでもいいと思ってるんだな……と。こういう大規模かつ誰もやらない統計データをとってくれるのが国のいいところなんだから、がんばってほしかったなあ……
それはさておき。移住することを考えている人にとって役にたつものが読みたかったら、なんか別の本を読むべきだったんだろうね。 それか実際に行ってみるとか
