シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

2022/11/26「目標を立てるって難しい」

インターネットにしろ何にしろ、自分のやることなすこと全てを物語のようにしたいという欲求がずっとある。目標に向かって頑張っている私でありたい、というふうに言い換えることもできるのだが、これを実現するのはとても難しい。

 

なんといっても、目標はなくても生きていける。

別に賞賛されなくても、愛し愛されなくても、楽しめなくても、英語ができるようにならなくても、高い給料をもらわなくても、今の世の中であればそうそう死ぬことはないだろう。そう思ってしまうと、さっきまで目標が欲しいとか思っていた気持ちが不必要なものに思えて、どうでもよくなってくる。

そこまで考えて、アニメやらなんやらで「なりたい自分になろう(なれる)!」って言ってるのは、そう思える人間が希少だからなのだということに今更になって気づいた(ついでにいうと、なりたい自分に本当になった人間はさらに少ないのだろう)。なりたい自分があって、それに向かって努力し、短期的に失敗しても別の戦術を使ってやり直し、達成するまでこのサイクルを続けるというのは、簡単なことではない。

てなわけで、目標を持つのこと、持ち続けることは難しい。

 

ついでにいうと、目標があってもそこまでどのようにたどり着くのかというのも難しい。具体的にいうと、成功した人を手本にするべきか失敗した人を反面教師にすべきか、という話だ。これについては深掘りしないでおく。

 

最後に話が逸れてしまったが、そんなわけで、今日も私は目標がないにも関わらず、目標を叶える自分でありたいと思っているのであった。なんて無駄な人生なんだろう。

2022/11/25「」

人生におけるだいたいのことは後から巻き返せるのであって、才能の問題というのは最大値がどこまで到達するのかという問題でしかないが、そうはいっても巻き返すのはとても難しいことでもある。今日はそれを痛感した。

 

私のようなボンクラはいつまで経ってもやりたいことが見つからず、時間をかけたいものもない。巻き返したいものもなければ、巻き返すためのスキルが磨かれないのも当然だ。

みんなそんな感じで生きているのかな。だからなんだというわけでもないが。

 

追記

タイトルつけ忘れた。

2022/11/24「タコの刺身」

あと10分で今日が終わってしまう。今日が終わるということは今日が終わるということなので、今日の日記というのも10分で急いで書かなくてはならない。

 

今日、スーパーでタコの刺身に一目惚れをして買った。パックの中に並んでいるタコを一目見た瞬間、こいつは絶対うまいに違いない、と確信して次の瞬間にはカゴに入れていた。実際最初はおいしくてとてもほっこりしたのだが、途中からだんだん罪悪感に苛まれてきた。タコは別に食べられるために生まれてきたわけではないのにねえと思ったあと、そんな自分に気づいて驚き、無性に腹が立ったのだった。

あの食卓の一瞬だけは私が作家になったみたいに、自分も対象にして物事を観察していたと思う。そんな気まぐれを起こせる程度の元気さを仕事が残してくれたためだろうか。それともあのタコの刺身が人を作家にしたのだろうか。そんな原因なんてものはどうだってよくて、とりあえず次にあんな瞬間が来たらメモ用紙とペンをとってこようと思う。とにかくあの一瞬を過ごせただけで今日を生きていてよかった。

 

2022/11/23「ジョージ・オーウェルはすごい」

起きて初めて祝日だということに気がついた。お得すぎる。

 

今日は結構本を読んだ。

最近までKindle Unlimitedは雑誌やビジネス本を読むのにしか使っていなかったが、意外といろいろな本が読める。その中にジョージ・オーウェルの本もあったので読んでみたが、かなり面白かった。

 

読んだのはこれ↓。2022年に読んでよかった本トップだ。

 

ここで書かれている、(オーウェルが書いた当時の)今後の見通しといったものの正確さが面白いのはもちろんのことだが、個人的にはインテリについての洞察(+ナショナリズム反ユダヤ主義といったものの解剖)が1番面白かった。

これを読めば、人類が精神的に何一つ進歩していないのがわかる。オーウェルが生きていたころ、「労働者が要求しているのは~~(中略)飢えない程度の食料、四六時中失業の恐怖に襲われる状態からの解放、子どもに公平な機会を与えられるという安心、1日一度の入浴、適切な頻度で清潔な下着やシーツに取り替えられること、雨漏りがしない屋根、そして1日の仕事が終わった後に余力を残してくれる程度の長さの労働である」(上掲書内「スペイン内戦回顧」より)。これは最後の1つを除けば、少なくとも先進国では大部分の人が手に入れているものだと信じている。そういう意味で、人類は進歩してきたものと思う。

そういった進歩はあれど、人々が1940年第にナショナリズムファシズム共産主義を受け入れていたのとほぼ同じやり方で、2020年代の我々も何かを信じているようだ。

何かへの意見を持つことよりも、そういった意見を持つ自分に自覚的になること、そこからもたらす(ポジティブ・ネガティブ両面の)結果に自覚的になること、これはいつまでも私を含めた人類には難しすぎるのかもしれない。

2022/11/22「年末が近い」

Apple Musicが自分のよく聞いた音楽を教えてくれる季節になった。

今年は自分の音楽の嗜好に結構大きな変化があった年で、具体的に言うとK-POPをとてもよく聞くようになった。

この変化はBTSをおすすめされたことから始まったが、それまでの自分とアイドル文化や2次元コンテンツにおけるキャラ同士の関係性といった面で馴染みがありつつ(ジョングクとテヒョンの関係性やそれを取り巻くファンダムを見よ。なお、2人の並び順に特に意図はない)、何か新しい扉を開けてくれた気がする。おっさんでも気持ちは若ぶれるし

 

ただ個人的に意外だったのは、自分の中ではなんとなく思っていたことがそうでもなかったことだ。具体的に言うと、昔好きだったアーティストの曲をまた聞くようになったとばかり思っていたが、今年最もよく聞いた曲リスト100の中にせいぜい5曲程度しか入っていなかったことだ。その入っていたのも上位20位には全然入っていない。

具体的に挙げてみよう。

  • Misery / Hide →25位。Hideに憧れずに生きていくのは難しい。ほぼ確実にROCKET DIVEは今年よく聞いた曲ランキング101位だと思う。
  • Yellow Submarine (2022 Mix) / The BEATLES →27位。とはいえこれは、Revlover アルバムが2022年にもなってリマスタリングされてリリースされたせいなので、少し性質が違う。
  • Volcanic Drumbeats / 電気グルーヴ (イルボン2000版)→56位。とはいえこれも、再び聞く気になったのは今になって電気グルーヴの公式YouTubeチャンネルにPVが投稿されていたせいだから、昔懐かしの気持ちから聞くようになったわけではない。


    www.youtube.com

  • I Want You Back / Jackson 5→71位
  • So What / P!nk →98位 (これはここに書くには少し新しすぎるが、一時期鬼のようにP!nkにハマっていたのを忘れないために書いておく)

こんなところである。

 

結構自分が新しい音楽に触れ続けていることがわかり、まだコンテンツの海の中を泳いでいけそうだなあと自信がついた。ランキングとか可視化ってめちゃくちゃ面白いな。来年こういうランキングが出た時もおもしろがれるような自分でいたいな。