伊勢の次の日に、奈良も1泊2日ほど行ってみた。
奈良って通り過ぎたことはあるんだけど、降りて歩いたことはない。ので、すごく楽しみにしていたんだけど……実際、楽しかった。
正直、また行きたい。
春日大社
奈良の初手は春日大社に行った。
奈良の地図を見てもらえればわかるが、春日大社が1番山際にあって、それよりも近鉄奈良駅のほうにいけばいくほど、興福寺であったり奈良国立博物館だったりがある。
いわば、奈良の1番奈良っぽいエリアだ。鹿もたくさんいるし。
ここも伊勢神宮と同じように、とても広い境内のいろんな場所でいろんな神が祀られている。
ただ、個人的には、こっちのほうがアップダウンがあったり、人や鹿が多くて活気があるように感じられたりして、好みだった。
そんな場所だから、毎日でも行って散歩でもしてみたくなる。明日はどんな景色を見せてくれるんだろう……と気になる。そういう場所だった。
法隆寺
春日大社では国宝殿の前のバス停から、1時間に1本くらいの頻度で法隆寺行きのバスが走っている。
今回の旅行では奈良交通のバスフリーパス(範囲指定あり)を買っていたこともあり、せっかくだからそれで法隆寺に行ってみた。まさか90分くらいバスに乗るとは思わなかったし、奈良の道があんなに細かったり混んでたりするとも思わなかった。車を借りなくてよかった……
さて、法隆寺。
この門からの景色を昔の人も見てたのかなーとか。
西院伽藍なんかまさにそれだよなー
法隆寺を出たら1日目は終了。唐招提寺とか薬師寺にも行きたかったけど、間に合わなかった!
東大寺
2日目の朝は、東大寺からスタート。
東大寺は朝7時半から開けてくれるのがありがたい。朝早めだと他の観光客もそんなにいないし。
大仏殿に入るために、料金所で拝観料を払った後、いきなりこんな感じで大仏殿が目に入ってくる。これでも往時に比べたら小さくなっているなんて驚きだ。
存在感のある建物の中に、どっしりと大仏が座っている。脇侍もいて、本当に堂々としているように感じた。
東大寺といえば大仏殿のほかに、正倉院もある……のだけど、正直そっちはがっかりした。
ただ遠目から建物正面を眺めるだけで、写真で見ても同じような感じしか得られない。もう少し近くに寄ったり、周囲を眺められるようになっていたら嬉しかったなあ。
個人的には、二月堂や三月堂の屋根や建物の作りが気に入った。
あと、これから行くのであれば戒壇院千手堂は見れる間に見、建物の中に入ってみてほしい。東大寺のような大きな寺で、安置されている像にあそこまで近寄って観察できるのはなかなか珍しいと思うし、安置されている観音像はとても美しい。
興福寺
2日目は興福寺に行ったけど、派手だった。本尊とか建物とか。
正直、こんな感じで遠目から五重塔とか見ているだけでいい気がする。
元興寺
飛鳥寺が平城京に移ってきたことを由来とする由緒正しいお寺で、個人的にはかなり面白かった。
本堂の横にある蔵? みたいなところでは、考古学的な資料だったり、仏像だったりを見物することができる。個人的にはここに入っている苦行の釈迦像はかなり印象に残った。
次に行きたい
今回は奈良のいろいろなところに行ったのだけど、まだまだいろんな見るべきところを残してきている。
私にとって奈良のイメージというのは、和辻哲郎の「古寺巡礼」でできているので、長谷寺とか、吉野の方とか、薬師寺や唐招提寺とか、も少しいろいろなところに行きたいなー次は。