今日はこの本を読んだ。
5年後の IT 技術の進化を予測し、キーコンセプトになるような部分について解説をしている……という感じの本。
まあ、ネタ元を仕入れたい情報商材屋が読む本かなあ……とか思いながら読んでいた。
注釈なしでバシバシ IT っぽい用語が出るので、誰が対象読者なんだろう……と思ったけど、よくみたら
IT をビジネスに活用する企業の経営者やCIO、CDO、デジタルビジネスの企画・推進部門の方、実際のITの開発や運用に携わる方々に対して、今後のIT利活用のナビゲーションとなるべく
って書いてあった。デジタルビジネス企画・推進の人とかならたしかに役立つかも。
個人的には2023年の話をしている割に LLM へのページが全然割かれてなかったのが超不満だが、そのへんは 2024 版では改善されることだろう。
正直 LLM にページ割かないでメタバースとかWeb3の話してるなんて、予測のセンスないんじゃないか?と思った部分はある……。
だけど、そこをすぎて、量子コンピュータや漁師ネットワークの話が始まるあたりはちょっと面白い。日本語で、ここに書いてある話をしている文章はあんまり読んだ記憶がない。
あと第4章は文句なく面白い。多分ここは読者が読んだ後、業務にも即活かせるポイントだと思う。
てな感じで、今から読むなら2024年度版を待つか、第4章を読むことをお勧めします。