シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

2022/12/11「資本主義の悪魔?営業は滅びる?」

Twitterの名前変えた。これについてはいつか書く。

 

このツイートがバズっていた。

 

ここからの連ツイートで言いたいことは、以下の3点に整理されるだろうか。

  1. 作り手と買い手の間に入る営業は、ただ単にモノの原価に謎費用を乗っけて儲けているだけの存在ではなく、付加価値を創造するために必要な存在だ。その役割は、作り手が気づいていない製品の価値を見出し(=発想の転換)、買い手に供給することだ。
  2. 発想を転換させたあと、営業がワンランク上の営業になるために必要なことが1つある。自らが負担するコストを最小にしつつ、利益を最大限入手できるようなシステムを構築することだ。これによって金銭的利得を最大化できるのが、ワンランク上の営業だ(価値を創造するだけでなく、そこから生み出された利益もしっかり取り切るということ)。
  3. 作り手が何を作っているのか、買い手が何を求めているのか、それぞれ継続的に情報を得ることが 1. を支えており、最も大切なポイントだ。

 

まとめると、営業は、作り手が負担していない「「買い手が何を求めているのか」という情報を探すコスト」と「作り手と買い手を接続するコスト」を負担するという投資をし、その分け前として自分も(最大限)儲かるシステムを構築する。

 

この意見自体にはなるほどと思う部分も多いが、もう時代遅れになりかかっている理解なのでは?とも思う。

 

特にインターネットの発達によって、今まではコストの重さから作り手が負担することが難しかった「「買い手が何を求めているのか」を知る」というコストや「作り手と買い手を接続する」コストは非常に軽くなってきているはずだ。

何が求められているのかについて作り手が理解してしまったら、あとは「どう売るのか」でしかない。営業と同じような視点を持った作り手と営業の間で「商品をどう売るのか」について、能力的な差はもはやほとんどなくなる。営業なら発想を転換できて付加価値を創造できるが、作り手にはそれができないと考える合理的な理由は存在しないからだ。

こういう現状を見もしなければ価値創造のことなんて考えもしない営業はごまんといる。「発想の転換」なんてことがビジネス本に書かれるのは、そんなことをしても大したことにはならないか、もしくは営業の中でそんなことができる人材がほとんどいないせいだ。そして、その現状は変わりそうにない。

だから、営業という職種が存在する根拠は揺らいでいる、と私は思う。

 

あと、個人的には「成功するために絶対に必要な"失敗や研究などのコストをアウトソーシングして自分のモノにするシステム"」を構築するより、「みんなが何を求めているのか(ある程度)決定するシステム」の中に食い込むほうが成功しそうでは? と思った(広告代理店とか、マスコミとか?笑)。なんであれ胴元が1番儲かるはずだ。

 

まあ、私は、営業という職はいつかなくなると信じたがっているのだ。それも否定のしようのない事実。