今日はこの本を読んだ。
徐々に実用化が進んでいる、量子コンピュータについての本だ。
この本はだいたい、
・量子コンピュータとは何か
・量子コンピュータはどうやって動くのか
・量子コンピュータの強みと弱みは何か
・量子コンピュータの将来
が書いてある本だ。
割と基礎から書いてくれているので、量子コンピュータ？ なにそれ？ という人が読んでも、いちおうついていけると思う。
ただ、量子力学の考え方には強烈に引っかかるものがあるかもしれない。それは著者の考えがおかしいというわけではなく、量子力学という分野のせいなのだが。その違和感をいったん脇へ置いておけるなら、きっと読めると思う。私はこの本に触れるまで量子コンピュータのことはほぼ知らなかったけれども、それでも諦めずに読めたし。
さて、そんな量子コンピュータだが、この本が書かれた後も研究はどんどん新しい成果を生み出している。
量子コンピュータや周辺技術に関する研究は、いまコンピューターサイエンスの中でもっとも熱い分野の1つだ……というような趣旨がこの本では書かれていたけど、その勢いは全然衰えていない。
なんなら、本気で使いたければ一般のご家庭でも量子コンピュータが使える。
この本を読んだあと、今はどうなっているのかな〜と検索するまで全然意識してなかったけど、量子コンピュータ関連の研究成果はどんどん出てきている。
たとえばPC Watchの記事をザッとさらうだけでも、この本が出てから今までの間で
(……その他いろいろ)
というぐあい。
他にも、
