今日はこの本を読んだ。
岩波科学ライブラリーの生き物シリーズの1冊。
その動物を使った研究をしている研究者が、対象の動物やどのような研究をしてくれるのかについて教えてくれる本。以前、このシリーズでシロアリや昆虫の交尾の本を読んだことがある。
まー、面白かった。
やっぱり全然知らない動物なので、知識欲が満たされる。そしてテーマにされるだけあって、動物の生態じたいも面白い。ハダカデバネズミって全然知らなかったけど、哺乳類でこういう(シロアリみたいな)コロニーを形成する動物っていたんだねえ。
あと、このシリーズは絵や写真も使われているので、すごくわかりやすさが増してるなー、いいなーと思った。なんならハダカデバネズミに関しては↑のページで鳴き声まで聞ける。
本の中で行われるいろいろな伝え方を通して、文章だけでは伝わりづらい部分も読者はふむふむと思って読めるし、何より研究者がなんでこの動物を好きなのかがよくわかるような気持ちになってくる。毎回このシリーズをよむたびに、ラットとか扱う研究室に行ってみるのもありだったなーと思う。
生物の面白さを知ることを通して、生物の研究の面白さも知る、みたいな感じ。