今日はこの本を読んだ。
基本的には、鶴岡先生がこれまで発表してきた文章をまとめたものになる。特に、タイトルにあるように、ロシアによるウクライナへの侵略についての文章が多くを占めている。
その中でも、鶴岡先生の専門がヨーロッパ地域なだけあって、このロシアによる戦争をヨーロッパはどう捉えているのか? や、これまでの歴史としてどういうことがあったのか? という話が多い。
読んだ私の感想としては、鶴岡先生がいろんなところで言っていた内容がまとまって読めるのは嬉しい、という気持ちと、特に新しい内容には出会えなかったというがっかり感とがどちらもあるといったところ。
今回はKindle unlimited に入っていたから読んでみたけれど、正直自分で買ってたらがっかりしていたと思う。ロシアによるウクライナ侵略に関する入門本の1つ、って感じ。
YouTubeの国際政治チャンネルとかでも聴いた内容ではあるし、なんなら国際政治チャンネルだと小泉先生などによるロシアからの考え方の話も聞けたりするので、そっちのほうが楽しいような気もする。
とはいえ、インターネット上に発表された文章が、まとまって本になって残るということが重要なのかなあ。
やっぱり、後々につながるのは紙媒体というか、活字だよなあという気持ちがあるので。
うーーーーん、評価が難しい本だった。少なくとも Not for me ってことは疑いなし。