シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

今期アニメ感想「江戸前エルフ」

やっと江戸前エルフの最終話を見た。ので、今日はその感想を書いておく。ネタバレあり。

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東京は月島にある、高耳神社。そこで祀られているのは400年ほど前に日本に召喚されたエルフの、エルダ。そしてそのエルダに仕える……という体で、巫女がいる。巫女は普通の女子高生で、小糸という。基本的にはこの2人とその周囲にいる人たちでお話が進んでいく感じだ。

 

で、面白かった? と聞かれると、これがめちゃくちゃ面白かった。

ここからネタバレあり。

 

まず、エルダというキャラクター……そして、エルダを演じていた小清水亜美さんの演技が良かった。エルダは結構ぐーたらというか、子ども心を持った大人って感じの性格なので、演じるのが難しいキャラクターだと思う。

しかし、小清水さんは絶妙なバランスで演じきっていた。子どもっぽい演技だけなら単にウザいキャラクターになってしまいかねないところだったのにね。特に11話12話、あとは6話はそういう意味で、エルダ役が小清水さんで本当に良かった。

 

あと、エルダと小糸の関係性はかなり好み。

エルフだから(?)エルダは不老不死なのだが、小糸は人間だから老いていくし、いつかは死んでゆく。でも、いまこの瞬間2人は友達で、あと神と巫女っていう関係でもある。

まあ、私はこういう関係性が好きなのだ。いつか終わっていくし、終わりの要因が死であったらなおさらいいよね、というスタンスで生きているので。

そういう気持ちでエンディングを聴くと、歌詞もより響いてくるというか。もっといい曲に聞こえてくる。


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監督は安齋剛文さん。

ボンズP.A.Works制作作品に参加した後、最近では監督も増えてきたという感じの方だ。

江戸前エルフはかなり背景がリアル寄りで、そこはなんならちょっと気持ち悪くすらあったのだけど、そのへんはこの人の特徴なのかなあ。

他の監督作品である「プラオレ」とか「ひとりぼっちの〇〇生活」とかを見てないのでなんとも言えないんだけど、リアルな世界はリアルに描こうとするタイプの人なのかなあとか思った。だって各回の演出担当の個性が出た結果として背景がんばってるっていう感じではなく、作品を通してこういう画面でやっていきますよ、っていう雰囲気を感じたので……

 

なんか最後はいいたいことがよくわからない文章になってしまったが、とにかくこのアニメは面白かった。それだけはちゃんと書いておきたい。