一昨日、↑の記事を読んで「指定価格制度」なるものがあることを知った。どうやら3年ほど前からすでにパナソニックで導入が始められていた制度らしい。
どういう制度かまとめると、メーカー「この金額以外で売っちゃダメ! ただし、売れなかったらメーカーが在庫を引き取ります!」となるだろうか。
商品の値段をメーカーが設定し、それを小売店に強制しているけれど、それで売れなかったリスクをメーカーが持っているので独占禁止法には引っかからないようにしているらしい。
このへんを参考にした。
要するにどこのお店でどのタイミングであろうと、パナと日立の(一部)製品は安くならないということ。
こんな制度、消費者にとってなんのメリットがあるんだろう……と思って他のネット記事もちょこちょこみてみた。
どうやら消費者にとってのメリットは「値引き交渉のためにかけるコストをかけなくてすむ」「どこでいつ買っても同じ値段で、安心感がある」といったところらしい。
消費者バカにされすぎである。
要するにこれじゃん。
市場に出してその中で価格が決定されるのではなく、メーカー側が価格をコントロールするなんてありえないでしょ。
みんなが欲しいもんを売ってるならまだしも……価格を釣り上げたい姑息なやり口にしか思えない。
それで得をするのはメーカーと、その仲間の小売店だけではないか(仲間以外には「指定価格制度」を使わせない、みたいな運用は全然考えられると思う)。
そういうと言い訳がましく Apple やダイソンとかも似たようなことやってますから、みたいなことを言うんだろうけど、それもすげームカつく。いうてそのへんの外資ブランドも値下げされることは全然あるし、ポイントだってつくし、そもそもみんな欲しがっているからその値段な訳で。
そんなに欲しがる人がいない国内代物家電のハイエンド製品でおんなじこと言ってんじゃねーという気持ちになる。
あーーめっちゃ怒ってるけど、その怒りをちゃんと伝えられている気がしない。くやしい。
こんな制度をやっているメーカーの製品は買わないぞ、という気持ちだけ表明しておこ。