シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

2023/01/03「なんとなくコンピューターとその技術にはまだ期待している」

年末年始、暇なものは暇なのでWebを巡回していたら、asciiで大原さんの連載が更新されていた(びっくり)。

ascii.jp

私にはこういう技術について専門で学んだ経験は全然なく、読んでもわからない内容が多いのだが、それでも知らないことを調べて知るだけで楽しい。コンピューターやそれに関連する技術は、調べれば調べるほど、進歩の可能性を我々庶民にも見せてくれる。そんな稀有な学問分野だと思う。

 

ちなみに今回の記事はこれ。もちろん、何を言っているのか正直わからんことばかりだ。

ascii.jp

ただ、コンピューターを支える技術やその展望について背伸びしてでも触れておくメリットは、知識欲の充足以外にもう1つある。それは後でその技術がメインストリームまで降りてきた時に(これが結構ある)、「ああ、あれか」と比較的落ち着いて対処できる点だ。

例えば、2023年1月現在では機械学習、AI、ディープラーニングといったキーワードが流行っているが、私がこれらの用語を最初に認識したのは下記の4gamerの記事だった。

www.4gamer.net

この記事の中では、

 「Google Brainと人間の脳を比較すると,Google Brainは10億コネクション規模で1000万の画像を処理したが,人間の脳は1000億ニューロン×1000コネクションで5億の画像を処理できる。つまり単純計算では,脳のほうが500万倍も処理能力が高いことになる。Google Brainが30EFLOPS(エクサフロップス)なので,人間の脳はさしずめ150YFLOPS(ヨタフロップス)だ。Yottaという英語の意味は分からないけどね(笑)」と,Huang氏。
 ちなみに,テラ(Tera)が10の12乗で,ペタ(10の15乗),エクサ(10の18乗),ゼタ(10の21乗)と続き,ヨタ(Yotta)はその上となる10の24乗だ。脳がいかにとんでもない演算能力を持っているかが分かるだろう。

という記述がある。当時の私はこれを読んで、まだ当分はコンピュータの性能が人間の脳に追いつかないだろう、と考えたし、その考えは比較的最近まで持っていた。

 

ちなみに最近というのは、ChatGPTに触れるまでだ。

shatsutosokks.hatenadiary.com

この日記記事ではChatGPTに触れて、AIがシンギュラリティを迎えた世界観の作品を観たのを思い出し、

正直、鑑賞当時の私は「そういう未来はくるだろうが、2045年ということはなく、もっと遅い時期になるだろう」と考えていた。 しかし、このAI技術の進歩を観察していると、「地球外少年少女」に描かれているような世界はもっと早くやってきて、もっと早く終わってしまうかもしれないと感じる。

2022/12/07「ChatGPTは優しい&「地球外少年少女」」 - シャツとソックスの日記

などと言っている。

なので、今の私と8〜9年前の私を比べた時、「当分シンギュラリティは来ない」の"当分"という言葉の意味が異なっている。今の私は、それを2030年代とか2040年代前半くらいまでの意味でとるように修正している。

こんなふうに、進歩に驚かされて予測を修正することもあるが、それができるのも以前からウォッチしていたおかげである、と思っている。

 

まあ、何が言いたいのかというと、コンピューターにはまだまだ未来があるし、追っかけていると割と面白いということ。

 

去年はとうとう量子コンピューターが一般(逸般)のご家庭でも手に入るようになった年だし、

pc.watch.impress.co.jp

 

個人的には、量子コンピューター以外にも、このあたりのコンピューターが実験室を抜けて一般社会にも出てきてくれないかな〜と期待している!

ascii.jp

こっちなんかHAL9000を実現しようというプロジェクトだ。ぜひ実現してほしい。

ascii.jp