「かわいいコミック誌」コミックキューンの2023年2月号(実際は2022年12月末刊行)を読んだので、できるだけ感想を残していく。それにしても、バラエティに富んでいるような富んでいないような、不思議な雑誌だ。
かわいい絵がたくさんという意味ではバラエティがない誌面のようにも思えるし(まあ今月はシメジシュミレーションが休載だったのもあるかも)、とはいえそれぞれ割と違うところもあったりという。不思議だ。
拝啓…殺し屋さんと結婚しました
私はこのまんがへのスタンスを決めかねている。新婚イチャラブコメは好きだが、ご職業が殺し屋というのが絶妙に楽しく読めないんだよなあ。奥さんがめちゃくちゃかわいいのに、殺し屋をやっているというのが引っかかっているんだと思う。
ルパン3世が宝石を盗むのに文句を言っているみたいでダサいなあとは自分でも思うが、人殺してる人が幸せそうにイチャイチャ暮らしているのを、のほほんと温かい目で見ることは私にはできない。いくらかわいくてもね。
今回は時間の経過に伴って変わる部分、変わらない部分みたいな話。関係性というものは変わった後に気づくもの。
ないしょのおふたりさま
新連載。
もぐもぐと大きな口を開けて頬張っている女の子に対してかわいいなあって思うの、とても性的ではないだろうか。
ちょっとお話のストーリーを引っ張っていく力が弱いような気もしたけど、食と白鳥さんと黒瀬さんの三角関係と周囲の邪魔な奴でお話やっていくのかな。関係性信じてもよさそうな感じがある。
姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い
登場人物に心情を全部喋らせるな高校校歌を歌っていたら読み終わってた。今月は全部テキストでも良かったのではないか。
さんしょく弁当
なんかこのまんがを読んでいると無性にお腹が空くんだよなー。目で見て説得力のある美味しいご飯って久々かも。
まんが内でも言われてたけど、玉ねぎの切る方向が違うことに気がつくって観察眼すごすぎる。でもそれも(このまんがにおいて)非現実的かと言われると、全然そうでない。振り返ってみると丁寧なまんがだなあ。
わたしのために脱ぎなさい!
今月はとてもひなこのーとっぽくて良かった。ひなこのーとが人生で3番目に好きなまんがだから。
大正忌憚魔女
今月もいいですね。
正直、一度「うち」「そと」の境界線が引かれてしまうと、その線を越えるのは極めて難しい話だとは思う。どこに線を引くのかというのは国境のようなもので、線を引く場所の根拠がないために線の移動は許容されない。
その意味で、すでに「そと」に置かれてしまった夜迷はかなり辛い立場になっているなあと思っていたのだが、さすがにお話も少しずつ進んでいる。
小説家の先生(のキャラ)、言葉選びがうまいなあ。さすがだ。
コミックキューン、電子書籍でもアンケートに答えられるの太っ腹すぎる。きららも見習ってほしい。