昨日まで「たまこまーけっと」を見てた。
すごくコミカルな話の中に、時折とてつもないカットが叩き込まれる、いいアニメだった。
日本のどこかの商店街、うさぎ山商店街。そこにある餅屋の娘、北白川たまこ。彼女のもとに喋る鳥、デラ・モチマッヅィ(デラ)がひょんなことからやってきたことから始まる、日常アニメ的人情アニメだ。たまこやうさぎ山商店街の人々、そして場所そのものも、いいキャラクターになっていた。
以下ネタバレあり。
特にキャラクターは本当によかった。
私はみどりちゃんともち蔵がめちゃくちゃ好きだ。
特にもち蔵のことは本当に愛おしくてたまらない。
作品がコメディであることを印象付けるために、1話で使われてしまったもち蔵(かわいい)。
5話でそうめん食べた時に食器を下げなかったもち蔵(かわいい)。
王子が本当に登場して放心しているもち蔵(かわいい)。
12話でかんなちゃんが「全然図形になってないんじゃないかな」と言った後、たまこをめぐる人間関係の中に入りそうで入らない見切れポジションに置かれてしまったもち蔵(最高にかわいい)。今見直したらピントもぼやかされてた。かわいいね。
そして誕生日プレゼントをようやく最終話で渡せたもち蔵(よかったね)
ああ、もち蔵……
ちょっと私の頭が狂ってしまったが、人を狂わせるくらいの魅力はあったと思う。
みどりちゃんも本当にかわいらしくて、特に2話と5話のみどりちゃんが好き。
2話で喫茶店を出て自宅へ帰るほう、歩道と車道の境界をふらふらと歩くみどりちゃんのカットはこのアニメでトップクラスに好きな場面だ。みどりちゃんが持つ影みたいなところが本当に気になってしょうがない。
キャラクターやカメラの動き、色合いで芝居ができるっていうのは知識としては知っていたけれど、ここまでそれに感じ入ったアニメは中々ない。本当に素晴らしいアニメだった。
今年で10周年だからコンパクトディスク版(けいおんでも出ていた、廉価版Blu-rayBOX)が発売されるみたいだけど、買ってしまおうかな。
それにしても、このアニメの続編に「たまこラブストーリー」があるなんて恐ろしい。
ここからラブストーリーってマジですか。もち蔵とたまことみどりちゃんで本当にラブストーリーやりますか?信じていいですか?
話としては9話が1番好きなので、期待半分恐怖半分という感じ。これからみてきます