シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

ITIL 4 の教本を読んだ(第5章)

今日も読んだ。第5章のテーマは「ハイ・ベロシティIT」

この章は結構自分の仕事と関連があって、読むのが楽しかった

 

 

ハイ・ベロシティとはどういうことかというと、ITを活用してビジネスを高速に回していくということ。

それによって、顧客が今求めているものを今提供する、という理想に近づくのが目標なんだと思う。

 

ハイ・ベロシティIT が実現できている時、達成できていることには次の5つがある。

  1. 価値ある投資: 本当に価値のあるものに対してデジタル化というリソースを注ぎ込めている
  2. 迅速な開発: 短い頻度で、信頼性の高い小さいサイズの変更を行えている
  3. レジリエント・オペレーション: 障害が発生しても迅速にサービスを復旧させられる
  4. 価値の共創: サービスをユーザーに使ってもらえている
  5. 確実な準拠: ビジネスを規制する法制度や規則に準拠している

 

ハイ・ベロシティITを実現するために受け入れる必要がある考え方(コンセプト)は2つある。それが

の2つ。よく聞くカタカナ語っすね(感想)。

リーンは「より高い価値の提供を、より早く、終わりなく」というふうにまとめられる。問題を分割し、小さい単位で改善を積み重ね続けることで、結果的に高い価値を提供できているって感じ。複利ってことかな

アジャイルはソフトウェアの開発業務みたいな場面で出てくることが多いかな。これは、「リーン」を実現するために実際どんな開発プロセスを実施したらいいのよ、という時に使うといいのかも。

 

そして上記のコンセプトを理解すると、このような振る舞いが出てくるであろう……とかかれている(5.5あたり)

  • 不確実、不明確な現状を受け入れた振る舞い: 完璧な状況把握は不可能。失敗を受け入れたうえでのふるまい
  • 信頼し、信頼される: チームメンバーへの尊敬と開放性を持ったふるまい
  • ハードルを上げ続ける: 昨日より少しでも良い今日にしよう、という気持ちを持ったふるまい
  • 顧客の仕事の達成支援: 顧客ファーストなふるまい
  • 学習し続ける: 上記4つを実現できるよう、常にフィードバックに対してオープンであり、それを受け止めるようなふるまい

 

目的と人を大切にしながら、改善を怠らない姿勢を持ちましょう、というのがこの章の言いたいことかな。

 

それにしてもここまでの章を読んでいると、「んなもん大事なのはわかっとるわ! 実際どうすりゃいいんだよ!」とは思う。そういう人のために ITIL 4 には実際の例ばかりが載ったセクションがあるらしいけど、果たしてどんなもんなんだろうか。