企画などをして人を巻き込んだり、自分が講師として他の人がまだ知らない何かを伝えたりする経験が最近立て続けにあった。
私の伝え方が悪かったなあと、終わってしばらくした今でも思う。
その人に何が刺さるだろう? とということを考えたり調べたりして伝え方を工夫するより、私の思うあなたへのメリットをぺらぺら話してしまったりした。それじゃあ、変わるものも変わらないだろう。そこはもっと私のやり方を試行錯誤するべきところだと思う。
でも、私が想像していたより、人は「何かを知らない」ということに興味がないんだなあとびっくりした。
「知的好奇心があるほうなんです」「知らないものを知るのがスキ!」と言っている人でさえ、自分の全く知らないことや理解できない物事に関しては、適当に「あれはバカなんだな」みたいなレッテルを貼って終わりにしてしまうことも多い。
まあ、そうでもしないと情報の量が多すぎてパンクしてしまうのかもしれないが、じゃあんたの言っている知的好奇心ってなんなんだ??????? という気持ちになってしまう。少なくとも私にとって知的好奇心とは、「未知のことに対する積極性」とか「知ったことをどこまでも突き詰めていきたいという気持ち」だと思っていたので、知らないことにぶつかったときにめちゃめちゃ塩対応をしている様子を見ると、言ってることとやってることが違う! と私は感じる。
もちろん、知的好奇心を私が紹介したものに対して向けなかったからといって、その人にそれが存在しないなんてことにはならない。
それは誤解してはいけないとわかっているのだが、知らないものに対する無関心さを実際に体験すると、知らないものを知ること、それを面白がること、それらはとっても難しいんだなあとよくわかった。
最近はそんな感じの日々だった。