シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

2023/01/19「今日読んだ本: ご冗談でしょう, ファインマンさん(上)」

今日も暇だったので、DLsiteを巡回したりKindle Unlimitedで本を読んでいたりした。
 
DLsiteはまあ、成人向けばっかり読んでいるのでここには貼りにくいのだが、全年齢だとTwitterでバズってた絵のまとめ本が来てるじゃんと思うなどした。買った。かわいくてよい
 
今日読んだのは「ご冗談でしょう, ファインマンさん」の上巻だ。
 
この人がどういう人なのかはWikipediaを読んでもらうとして(それにしてもWikiの記事の逸話の項、明らかにこの本を出典にしているのに引用元を示していないのはどうかと思う)、内容をパッとまとめると、ファインマンの人生を頭から振り返りながら、面白いエピソードを紹介してくれる本だ。伝記5割ユーモア5割という感じ。
 
ただ、個人的にはつまらなかった。
この本はファインマンのことを好きになるための本であって、物理やら数学を好きになるために読む本ではなかったと思う。私の期待とは少し違った本だったので、読んでがっかりしたという感想になってしまったが、本来は面白い本なのだろう。
いつもならビビッときたところ、面白いと思ったところをもう少し調べたりしようとするのだが、この本ではとうとう読み終わるまでそんなこともなかった。
 
上でもこの本の面白さについて触れたが、この本に書かれているファインマンのエピソードは、とてもユーモラスでありながら彼の性格をしっかりと伝えてくれるもので、伝記としてよく書けていたと思う。
例えば錠前破りのエピソードなど、彼の性格の特徴である「抜け目なさ」「しぶとさ」「正直さ」をよく表しているのではないだろうか。抜け目なく情報を集め、それをしぶとく続け、それをもとにずけずけと正直に発言する姿は、たぶんファインマンがそう思わせたい自分の姿だったのだろう。その姿を読んで物理学者や数学者になりたい、もっと勉強したいと思うかは別だろうが。
 
だからまとめると、面白い本ではあるのだろうが、私が読みたい本ではなかったという感じ。まあ、こういう日もある。