シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

「ARIA The BENEDIZIONE」を見た

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今日はARIAシリーズの劇場版第3作、ARIA The BENEDIZIONE を見た。

Benedizioneは祝福とか恵みって意味らしいけど、キャラクターたちや視聴する私に、どんな祝福を与える映画なんだろう……と思いながら見た。

 

今回は姫屋の話で、晃ー藍華ーあずさという3世代の関係性を軸にお話が進んでいった。特にメインで描かれていたのが、藍華の中学時代の話と、藍華のプリマ昇格試験の話、それから現在の藍華の話だった……と思う。

 

個人的には面白いかどうかと聞かれると……それに答えるのは難しい。

これはARIAが1度終わった後に作られた、ARIAファンのために作られた映画なのだ、ということが、3作目まで見てようやくわかった。

それ以上でもそれ以下でもないので、ARIAが好きな私としては楽しめたが、話としてはそこまで新しいことはない。以前ARIAでやったような話を、もう1度やってますという感じ。

 

個人的には、晃さんや藍華のように、がんばることが私の才能なのだ! と誇れる人々が羨ましい。

私は正直なところ、晃さんの「がんばれば道は開ける」というアドバイスに、無責任さと藍華への信頼のどちらも感じる。

がんばっても道が開けないなんてザラだ。

そうなったときに待っているのは、自分自身に劣等感を深く刻みつけることと、「アイツがダメなのはがんばらなかったからだ」という評価なことが多い(ARIAの世界ではそんなことにならないとは思うが)。

まあだとしても、一歩間違えば危ないアドバイスをしている割に……晃さんにそんな自覚がなさそうだなあと感じてしまった。そこを無責任だと捉えるか、藍華の才能や性格への信頼があるからこそ言っているのか、わからない。

 

あと、今回は作画が異常に良かったと思う。制作がJ.C.STAFFに変わったことが効いたのかなあ。

冒頭のネオ・ヴェネツィアを一望する絵とか、建物のディテールとか、キャラクターの動きとか、最後まで何を見ても絵がすごいな〜という感想になる。

 

それにしても、これでARIAシリーズ完走……したんだろうか? さすがにもう新作はないのかな。

まんが12巻(完全版もいま買い進めてる)、アニメシリーズ3期53〜54話ほど、OVA 1作、劇場版3作。

こうして数字にしてみると、なかなかのボリュームだなあと思う。

 

今日の日記だけ読むとARIAという作品のことを楽しめてないような気がするが、実際にはそんなことは全くない。ARIAというシリーズに触れられて本当に良かったと思っている。

単に綺麗な作品というだけではなく、なんというか、良き先生みたいな作品だった。私の身の回りにあることへの見方まで変わってしまうような、そんな素敵な作品だった。これからも折りにふれて読み返すんだろうなあ。

 

劇場版過去作を見た時の言及

 

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