今日はこの本を読んだ。
我々人間は、深層学習がなぜうまくいくのか知らないまま、とりあえずうまくいっているが(!?)、その「なぜ、うまくいくのか？」を研究する分野についての本だ。
正直、思っていたより専門的な本だったので感想を書くかどうか悩んだが、読むまで気づかなかったことに気づけたという嬉しさがあったので、それだけ書いておく。
大学で深層学習(いわゆるディープラーニング)の手法について習った時、どうして深層学習がうまくいくのかは聞いてもしょうがないよ、みたいなことを当時の指導教授に言われた記憶がある。
それですっかり深層学習の理屈のことは忘れていたのだが、この本を読んで、たくさんのパラメータを用いる(ふつうの機械学習の手法ではよくない)とか、それでオーバーフィッティングしないのはなんでだろうとか、今までどうして気づかなかったんだろう？ という疑問に気づけた。
この本を読まなかったら、たぶん私は永遠にこの疑問には至らなかっただろうから、著者には感謝感謝だ。
著者や同分野の研究者たちにはがんばってもらって、いつか深層学習がうまくいく理論を見つけてほしいなと思った。
