シャツとソックスの日記

@shatsutosokks の日記帳です。

読書

「小さなチーム、大きな仕事」を読んだ

今日はこの本を読んだ。ひとことでいえば、一風変わったビジネス書だ。 小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF) 作者:ジェイソン フリード,デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン 早川書房 Amazon かなり分量は薄い本だけど…

「ロシア点描(小泉悠)」を読んだ

今日は「ロシア点描」を読んだ。 ロシアの軍事を研究する筆者が経験したロシアでの出来事などを絡めながら、ロシアという国のことをもっと知ってもらおう……という意図のもと書かれた本だ。 ロシアによるウクライナ侵略の後に出ており、比較的最近のイベント…

まんがタイムきららMAX2023年7月号を読んだので感想

きららキャラットは買わないけど(カトーのようにねじ込んでくるスタイル)、きららMAXは今月も買ってしまったので、感想を書いておく。 まんがタイムきららMAX 2023年7月号 [雑誌] 作者:まんがタイムきららMAX編集部 芳文社 Amazon ぼっち・ざ・ろ…

「貧しき人々」を読んだ

今日はドストエフスキーの最初の小説「貧しき人々」を読んだ。 めちゃくちゃ面白かった。 貧しき人々 (光文社古典新訳文庫) 作者:ドストエフスキー 光文社 Amazon 帝政ロシアの首都、サンクト・ペテルブルクに住む、マカールさん(40代後半・男)とワルワーラ…

コミックキューン8月号を読んだ

今月も、「あなたのために作った、かわいいコミック誌。」コミックキューンを読んだので、感想を書いておく。 【電子版】月刊コミックキューン 2023年8月号 [雑誌] KADOKAWA Amazon たっちゃん、どっちとる? 記憶を失う側の人間としては、たっちゃんに同情…

「もっと試験に出る哲学」を読んだ

今日はこの本を読んだ。 かつてのセンター試験「倫理」で出題された問題を使ったりしながら、東洋思想について概観してみよう、というコンセプトの本だ。 もっと試験に出る哲学: 「入試問題」で東洋思想に入門する (NHK出版新書) 作者:哲也, 斎藤 NHK出版 Am…

積読くずし

1月くらいから積んでるこの本を、また読みだした。 まだイントロしか読んでないけど、テクノロジーの発達によって我々の時間は増えているはずなのに、実際は時間に追われている、時間がないように感じる、そんな現象について探っていこう、みたいな本。けっ…

わたしにとっての Kindle Unlimited

この日記ではよく本を読んでいる記事が出てくるが、その時私はいちいち本を買っているわけではない。 shatsutosokks.hatenadiary.com そうではなくて、Kindle Unlimited で借りて読んで、感想を書いたら返す(で、次の本を借りる)ということが多い。私にとっ…

「欧州戦争としてのウクライナ侵攻」を読んだ

今日はこの本を読んだ。 欧州戦争としてのウクライナ侵攻(新潮選書) 作者:鶴岡路人 新潮社 Amazon 基本的には、鶴岡先生がこれまで発表してきた文章をまとめたものになる。特に、タイトルにあるように、ロシアによるウクライナへの侵略についての文章が多…

「多様性の科学」を読んだ

今日までちょこちょこ、「多様性の科学」を読んでいた。 今年読んだ本の中でも、トップクラスに面白いノンフィクションだってことは間違いないので、感想を書いておく。 失敗の科学も面白かったけど、それ以上かも。 shatsutosokks.hatenadiary.com 多様性の…

「大尉の娘」を読んだ

今日はプーシキンの、「大尉の娘」を読んだ。 ネタバレなし。 大尉の娘 (光文社古典新訳文庫) 作者:プーシキン 光文社 Amazon 舞台はエカテリーナ2世時代の帝政ロシア。主人公のピョートルは、いろいろあってロシアの辺境の要塞に着任する。 ピョートルは、…

コミックキューン2023年7月号を読んだ

今月も、「あなたのために作ったかわいいコミック誌」コミックキューンを読んだので、感想を残しておく。 ↓表紙かわいいな 【電子版】月刊コミックキューン 2023年7月号 [雑誌] KADOKAWA Amazon リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド こういう、素朴な「推したい…

「勉強法の科学」を読んだ

今日はこの本を読んだ。 認知や知識が脳でどう処理されているのかについて入門的な内容を教えてくれる、いい本だと思う。 勉強法の科学-心理学から学習を探る (岩波科学ライブラリー) 作者:市川 伸一 岩波書店 Amazon 面白い? つまらない? と聞かれると………

積読解消……したかった

Kindle Unlimited で借りるだけ借りてまだ読んでなかった(借りてからそろそろ1年くらい経つものもある……)積読たちを週末に解消しようと思ってたんだけど、結局どれも読み終わらなかった………… という懺悔。どの本もかじりかけのままほっといたら、内容とか忘れ…

海民と日本社会(網野善彦)を読んだ

今日は久々に本を読めた。読んだのは、歴史学者・網野善彦の「海民と日本社会」だ。 海民と日本社会 (新人物文庫) 作者:網野 善彦 KADOKAWA Amazon この本はどんな本かというと、網野さんが各地でしてきた講演を集めてきたものだ。テーマにしているのは東北…

コミックキューン2023年6月号を読んだ

今月もあなたのために作ったかわいいコミック誌、コミックキューンを読んだ(「狭き門」の次がこれか……)。 徐々に言うことが少なくなってきている。 【電子版】月刊コミックキューン 2023年6月号 [雑誌] KADOKAWA Amazon 夢見るメイドのティータイム 店長さん…

「狭き門」を読んだ

今日はアンドレ・ジッドの書いた、「狭き門」を読んだ。ネタバレあり。 狭き門 (光文社古典新訳文庫) 作者:ジッド 光文社 Amazon とっても面白い小説だった。 主人公のジェローム(僕)は、従姉妹のアリサをあるきっかけから愛するようになる。2人は側から見る…

「古典と日本人」を読んだ

今日はこの、「古典と日本人 〜「古典的公共圏」の栄光と没落〜」を読んだ。 まあ……個人的には面白かったけど、これを読んで古典への興味が湧くかと言われると微妙かも。 古典と日本人~「古典的公共圏」の栄光と没落~ (光文社新書) 作者:前田 雅之 光文社 …

「生きづらい明治社会」を読んだ

今日はこの本を読んだ。結構良い本だった。 生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書) 作者:松沢 裕作 岩波書店 Amazon この本は、明治時代の都市下層市民や農民といった人々の暮らしを探りながら、現代を生きる私たちが何か学べることはない…

「失敗の科学」を読んだ

今日はこの本を読んでいた。 失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 作者:マシュー・サイド ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon はてなブログのTwitter貼り付けがうまく動かないので貼り付けられないが(Twitterのせいなのか、はてなのせ…

「ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係」を読んだ

〈生きもの〉 ハダカデバネズミ-女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー) 作者:吉田 重人,岡ノ谷 一夫 岩波書店 Amazon 今日はこの本を読んだ。 岩波科学ライブラリーの生き物シリーズの1冊。 その動物を使った研究をしている研究者が、対象の動物やど…

「荀子(ビギナーズ・クラシックス)」を読んだ

今日はこの本を読んだ 荀子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) 作者:湯浅 邦弘 KADOKAWA Amazon 中国の思想家・荀子の思想についてコンパクトにまとめた本。 現代語訳→書き下し→白文(返り点とか打ってあるから本当は違う言い方のほう…

2023/04/14「「茶の本」を読んだ」

今日は岡倉天心の書いた、「茶の本」を読んだ。 茶の本 (岩波文庫) 作者:岡倉 覚三,村岡 博 岩波書店 Amazon この本もそうなのだが、いわゆる古典的な「日本人論」の本を読んでみるたびに、「日本人らしさ」が意外と私の中に流れ込んでいることに気づく。「…

2023/04/09「コミックキューン2023年5月号」

今月も「あなたのために作った、かわいいコミック誌」コミックキューンを読んだ。感想を書く。 夢見るメイドのティータイム ないしょのおふたりさま ぽかぽかたいわん シメジシミュレーション 晴れ晴れ日和 はいどう! さんしょく弁当 大正忌憚魔女 俺の友達…

2023/04/06「まんがタイムきららキャラット2023年5月号」

もう買うことはないだろうな……と思っていたんだけど、なんだかんだ今月も買ってしまった。買ったからには読む。 まんがタイムきららキャラット 2023年 05 月号 [雑誌] 芳文社 Amazon 紡ぐ乙女と大正の月 とうとうこの話が来たか……!という感じ。やっぱり、大…

2023/03/25「新版 アフォーダンス を読んだ」

今日はこの本を読んだ。 個人的には、アフォーダンスという考え方の凄さがまったくわからなかった。 新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー) 作者:佐々木 正人 岩波書店 Amazon アフォーダンスという考え方は、脳で入力(刺激)に対する解釈が行われるの…

2023/03/20「「学びとは何か」を読んだ」

今日はこれを読んだ。 学びとは何か-〈探究人〉になるために (岩波新書) 作者:今井 むつみ 岩波書店 Amazon 学習心理学の研究者である著者が、知識とは、学びとは、そして良い学びとは何か、ということについて書いた本だ。 個人的には、まあまあ良い本だっ…

2023/03/19「「仏教語源散策」を読んだ」

今日は久々に本を読んだ。 仏教語源散策 (角川ソフィア文庫) 作者:中村 元 KADOKAWA Amazon 仏教語源散策……というとなんだか仰々しいが、まあなんということはなくて、日常で使っているような言葉(例えば、「人間」とか「縁起」とか)の語源を紐解きながら、…

2023/03/14「コミックキューン2023年4月号(part2)」

この続き。 shatsutosokks.hatenadiary.com 【電子版】月刊コミックキューン 2023年4月号 [雑誌] KADOKAWA Amazon 大正忌憚魔女 1巻を買って雑誌を読むようになった人へのスムースすぎるインスト。 このまんがって、名前があるキャラ、だいたいみんないい人…

2023/03/10「コミックキューン2023年4月号(part1)」

大正忌憚魔女 1巻発売おめでとうございます!!!!! 私もゲーマーズでアクリルスタンド付き1巻を購入させていただきました。 さて今月も「あなたのために作った、かわいいコミック誌」コミックキューン4月号を読んだ。 【電子版】月刊コミックキューン 202…